朝まで生ライヴ!ゲンコツ!勇気と希望と元気を与えるオーストラリア

オーストラリア

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知らない人もいるかもしれないので、

こっそりお伝えしておくがコアラとカンガルーが有名だったりする。

得たいの知れない変な鳥が超いる。すごいにぎやかにサンバしてる。

※写真はイメージです。

 

 

世の中には知らなくても良かったこと、知って得をすること、

知った上で理解すること、知っても共感できないこと たくさんある。

 

そんなオーストラリアのまた違った見方を私の主観のみでお伝えしようと思う。

(よいところはみなさん書いていらっしゃるので)

どう感じるかは、あなた次第よ。うっふん。

 

ー海外留学・就職・生活、国際結婚

誰もが一度は夢見る生活を私はしている。

すばらしいところはたくさんあるし、

外の世界に出てみることは良いことですよと是非お勧めしたいところだ。

だがしかし、夢はやはり夢、現実とは残酷なものよとここでお伝えしたい。

 

 

現在オーストラリアに暮らす日本人の数は8万人も迫る勢いだ。

その数アメリカ、中国に続く世界第三位!

 

オージーオージーオジーオィオィオィッ!

 

そして、みな口をそろえていうのだ。

ー景色がすばらしい

ー気候も日本に似ててわりかし過ごしやすい

ーゆったりしていてせかせかした日本とは大違い

ーオーマイガー

 

そうですね。と、

間違いないよ。とここは賛同しておこう。

長期滞在者よりも永住者が多いのがこの国の一つの特徴として挙げられても間違いはない。

 

では、実際に生活する人はどのようなビザを持って、仕事を持り、希望を持って暮らしているのか。

 

滞在者をこれまたざくっとした主観で分けると「留学組」「長期滞在組」となる。

 

留学生を中心とした「留学組」、この中にはワーホリ君含む若人が多い。

もともと短期のつもりで来ていることが多く、学生ビザ・ワーホリビザを所持している。

 

長期滞在組に関してはどうだろう。

駐在員としてビジネスビザ、現地採用のビジネスビザ、永住ビザ、

そして実は多いのが学生ビザなのだ。

 

学生ビザはもともと例外を除いては長期ビザとしては含まれない部類。

いわゆる留学にあたるものである。

じゃあなんで長期ビザとして考えられることができるのか。

 

ー学生ビザを取って長くオーストラリアに滞在する

 

おそらく他国でもあるだろう、いわゆるビザ取りといわれるもの。

2,3年に一度長期の学校を申請・延長し学生ビザを得る。

 

学校は原則週20時間通う必要があるのだが、実際はそうでもない学校も多く、

一つの長期滞在の手段として重宝されている。

 

学費はどうか。

3ヶ月に一度1000ドル~数1000ドル学費と消えていく。

学費を稼ぐため生活のために仕事をする。

もちろんだとも。

 

では労働状況はどうだろう、

実際に正規雇用として働けば2週間で40時間しか働くことがビザの性質上許されてはいない。

ではどうするのか。

簡単なこと、非正規雇用としてグレーゾーンな環境で働くのだ。

 

非正規の雇用は雇用環境としては何も保障はなく、

また雇用主がビジネスビザオファーをチラつかせて労働させるという環境もある。

中には夜の仕事の稼ぎに頼って生活している者も決して少なくはない。

お給料でいえば日本よりも水準は高いところが多いが、その分物価も高い。

将来のための貯金なんて考えてる余裕など多くの場合はないのだ。

ビザのために偽装結婚をしちゃおうかと企てる者だっている。

 

その日暮しをしながら何とかこの国に残っている。

そういう人は少なからずいる。

 

じゃあなぜそこまでしてこの国にい続けたいのか?

ー自分の生活に精神的なゆとりが持てる

ー日本での居場所がない

ーいまさら日本に帰っても就職口がない

ー夢の海外生活を楽しんでいる

ー何よりオーストラリアが好きだから

 

理由は人それぞれである。

厳しい生活であっても、みな口々に訴える。

ー心にゆとりのある生活がここにはある、海賊王におれはなるっ!

 

自分の気持ちに素直になり、

その欲求に従って努力している、みな努力家たちばかりだ。

だが、客観的に見れば「将来の不安定さ」に嘆く者も少なくはない。

一体何が彼らを掻き立てるのか、私にはまだ見つけられていない魅力があるのかもしれない。

 

 

確認しておこう、私は日本人だ。

だけども、日本人同士でビザの種類を競い合ったり、

ビザを取った方法で上下関係が決まったりするこの世の中、正直目を背けたくなる。

 

日本人同士、海外にいるのだから肩を組んでがんばっていこうではないか。

という精神が欠落しているとをよく感じる。

挙句の果てには、日本人同士でランクをつけたがる者まで現れる。

 

他国の人たちの間ではそのようなことは起こらないのか?いや、同じだろう。

国に帰る前に一儲けしてやろうとか、経済的な理由でどうしてもこの国にいるために不法滞在もやむなしと考えるものだっているはずだ。それはちょっと置いておこう。

 

ただ私の目に映る日本人はどこか儚げだ。

日本国内ではみな、「それなりの」「平均的な」生活を求めているし、

誰かを蹴落としてまで上に上がろうという兵はいい意味でも悪い意味でもなかなか現れない。

 

だが、一旦海外に出るとそういった潜在的な欲求が爆発するのだろうか。

それとも、陰険でうわべだけの付き合いが好きな日本人のよくない部分が出てしまうのだろうか。

 

いずれにしても、悲しく情けなくなる。

 

もちろん、そんな人たちばかりではないし、協力し合って支えあって自分たちの価値を上げていこうという人もたくさんいる。

尊敬できる人にもたくさん出会ったし、私もそうなりたい!

うぁあああああああん、がえだいぃっ!

 

そんな頑張っている人たちを横目に

悲しい孤高の日本人として蔑みあう、、、

そんな人たちが少なからず存在する。

どこか滑稽に見えてしまうのは私だけだろうか。

 

 

私はこんな現状も知らずに主人と結婚してすんなりと永住ビザを獲得してしまった。

他人の苦労も知らずに、のほほんと。

正直罪悪感さえ覚えるし、堂々と発言することさえ恥ずかしく感じる。

 

ービザはツールでしかない。

その国で過ごすためのいわば許可書 程度のものだと思っていた。

 

けれども、多くの人にとってみれば、

ービザはライフラインであり命そのものである。

 

これからどのように人間関係を作っていくのか

どのようにこの国での自分の基盤を築いていけるのか

他人を尊重し自分をも愛することのできる人間になれるのか

 

この国、ひいては海外で暮らす以上、避けては通れない道なのかもしれない。

永遠のテーマ。

エンドレスサザエさん。

 

ちょっとぶっこみすぎたかな。

尖ったバターナイフくらいの切れ味かな。

 

 

※あくまで個人的感想であり、特定の団体・組織の考えを代表するものではありません。

 

※用法・用量を守って正しくご使用ください。

 

※文章は個人のイメージです。実際の状況とは異なることもございます。

 

 

まだまだ青二才

うみ三